管理人レノックスは、アメリカのドラマが好きで結構色々見ているのですが、ドラマを見ていると突然アーティストが出てきてビックリ!なんてことがよくあります。
なんだか得した気分というか、一粒で二度おいしい(アーモンドグリコのキャッチコピーか!)といった感じでしょうか?
というわけで、今回は「テレビドラマに出演した海外アーティスト」をchoiceしていきたいと思います。
本人役でゲスト出演している方や、準レギュラーで出演されている方をご紹介していきますので、機会がありましたら是非アーティスト達の演技をチェックしてみて下さい!
フルハウス/The Beach Boys(ビーチ・ボーイズ)
日本でも人気の高かった「フルハウス」(1987年~1995年放送)に、大御所アーティストが本人役でゲスト出演しています。
なんと、あのビーチ・ボーイズが何度かゲスト出演しているのです。
最初に出演したのは、第2シーズンの第6話「ビーチ・ボーイズがやってきた!」というタイトルで、タナー家の長女DJがラジオ番組でビーチ・ボーイズのライブ・チケットを当てたもののチケットが2枚しかなくて誰と一緒に行くか悩んだ結果、ミュージシャンのジェシーおじさんを選びます。
しかし、父親である自分を選んでくれると思い込んでいたダニーはひどくガッカリしてしまい、DJはそんなダニーの姿を見てライブに行くのは止めると言い出します。
結局、誰がライブに行くか決まらないうちにビーチ・ボーイズが家まで迎えに来てくれて、DJから事情を聞いたビーチ・ボーイズがタナー家全員をライブに招待してくれたという内容で、この回ではビーチ・ボーイズのメンバー全員がゲスト出演しました。
その他に、第3シーズンの第24話「みんなでテレソン」の回ではマイク・ラヴのみが出演し、第5シーズンの第25話「フォーエバー再び(前編)」ではマイク・ラヴとブルース・ジョンストンが出演しています。
ドラマの中でビーチ・ボーイズのヒット曲を何曲か披露していますが、その中からまずは「Surfin’ U.S.A(サーフィン・U.S.A.)」をご紹介いたします。
この曲は1963年3月にリリースされた曲で、ビルボードホット100で3位を記録し、ビーチ・ボーイズにとって最初のヒット曲となりました。
「フォーエバー再び(前編)」の回で、タナー家に招かれたビーチ・ボーイズがこの曲を歌うシーンがあるんだけど、自宅で大物ミュージシャンが大ヒット曲を披露してくれるなんて、タナー家って何気にすごいよね!
お次はビーチ・ボーイズ最大のヒット曲「Kokomo(ココモ)」です。
「ビーチ・ボーイズがやってきた!」の回で、タナー家を訪れたビーチ・ボーイズがこの曲をタナー家の人たちと一緒に歌っています。(本当にタナー家ってすごい!)
この曲は1988年に公開された映画「カクテル」の主題歌で、ビーチ・ボーイズにとって1966年の「Good Vibrations(グッド・ヴァイブレーション)」以来22年ぶりのビルボードホット100で1位を獲得した曲となりました。
ミュージックビデオには、ジェシーおじさん役のジョン・ステイモスも出演しています。(ピンクのタンクトップを着ている人です)
ジェシーおじさんは、この後ビーチ・ボーイズの「フォーエバー」という曲をカバーして日本のヒットチャートで1位を獲得し、ジャパンツアーのため来日するというエピソードがあるよ!
ビバリーヒルズ青春白書/Christina Aguilera(クリスティーナ・アギレラ)
90年代に大ブームとなったドラマ「ビバリーヒルズ青春白書」(1990年~2000年放送)には、様々なアーティストがゲスト出演しました。
その中から、シーズン10の第188話「再出発」にゲスト出演したクリスティーナ・アギレラをご紹介いたします。
ドラマのメインキャストであるドナとケリーが、デビットの誕生パーティーを企画し、そのパーティーに本人役で出演し「Genie in a Bottle(ジニー・イン・ア・ボトル)」を歌っています。
この曲は1999年6月に、デビューアルバム「クリスティーナ・アギレラ」からファーストシングルとしてリリースされ、アメリカのビルボードホット100で5週連続1位を記録する大ヒット曲となりました。
観月ありさが、この曲のカバー曲「Love Potion」を歌っているよ!
ビバリーヒルズ青春白書/The Cardigans(カーディガンズ)
またまた「ビバリーヒルズ青春白書」から、今度はカーディガンズがシーズン7の第128話「卒業Part2」に、本人役で出演しています。
大学の卒業式パーティーで行われたライブにカーディガンズが呼ばれ、「Lovefool(ラブフール)」と「Been It(ビーン・イット)」を演奏しました。
今回は「Lovefool」の方を、ご紹介させていただきます。
この曲は、1996年9月に3枚目のアルバム「ファースト・バンド・オン・ザ・ムーン」からのファーストシングルとしてリリースされました。
母国スウェーデンでは最高15位を記録し、アメリカのビルボードホット100エアプレイで1位を獲得、ニュージーランドのシングルチャートで2週連続1位、イギリスのシングルチャートで2位を記録する大ヒット曲となりました。
この曲は1996年に公開された映画「ロミオとジュリエット」のサントラに収録されているよ!
アリー my Love/Jon Bon Jovi(ジョン・ボン・ジョヴィ)
「アリー my Love」(1997年~2002年放送)は、ボストンの法律事務所に勤務する弁護士アリーの人生をユーモラスに描いたコメディドラマです。
実は、このドラマは途中で見るのを止めてしまいました。(あまり面白いと思えなかったので…。)
その後、風の噂?でジョン・ボン・ジョヴィがアリー my Loveに出演していると知って、ちょっと驚いたのと、ドラマを見るのを止めてしまったことを少し後悔しました。
しかし、それでもドラマを再び見ようという気になれませんでした。
なぜかと言うと、ジョンの顔を見るたびに頭の中にボン・ジョヴィの曲が浮かんできて、ドラマの内容に集中できないような気がしたのです。
そんなボン・ジョヴィの曲で真っ先に思い浮かぶのは、やはりこの曲「Livin’ on a Prayer(リヴィン・オン・ア・プレイヤー)」ではないでしょうか?
この曲は3枚目のスタジオアルバム「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ」からのセカンドシングルとして1986年にリリースされ、ビルボードホット100で4週連続1位となった、ボン・ジョヴィにとって最大のヒット曲であり、80年代を代表する曲の一つでもあります。
2018年に「中野駅前大盆踊り大会」で「Livin’ on a Prayer」を流して踊ったことから、「中野駅前大盆踊り大会」のことを通称「盆ジョヴィ」と呼ぶようになったそうだよ!
↓ ボン・ジョヴィからXにメッセージが届いているよ!
ギルモア・ガールズ/The Bangles(バングルス)
「ギルモア・ガールズ」(2000年~2007年放送)は、コネチカット州の田舎町スターズ・ホローで暮らすシングルマザーのローレライと、その娘ローリーの仲良し親子が織りなすハートフルファミリードラマです。
ローレライがバングルスの大ファンだということで、シーズン1の第13話「バングルスで4人組?」に本人役で出演しています。
ローリーが高校の授業の課題で、あまり仲の良くない子たち3人と一緒に組むことになってしまい、ローリーの家で打ち合わせをすることになったのですが、学校にいる時とは違って友好的な態度の3人に、ローリーはこれがきっかけで友達になれるかも?と期待し、ローレライに相談します。
そんなローリーの様子を見て、ローレライは他の人と一緒に行く予定だったバングルスのライブに3人を誘います。
しかし、ライブの途中で2人は男の子と一緒に姿を消してしまって、ローリーと性格がきつくて気難しいパリスだけが残ってしまい、いつも不機嫌なパリスのことだから「つまらないから早く帰りましょう!」みたいなことを言い出すかと思っていたら、最後まで演奏を聴き続け「このバンド気に入ったわ」とつぶやいたので、かたくななパリスの心を溶かしたバングルスは、やっぱりすごいです。
それでは、このライブで演奏していた曲の中から、今回は「Eternal Flame(エターナル・フレイム)」をご紹介いたします。
3枚目のスタジオアルバム「エヴリシング」から1989年2月にリリースされ、アメリカのビルボードホット100で1位を獲得し、その他9か国でシングルチャート1位を記録する大ヒット曲となりました。
この曲は2009年のTBS系金曜ドラマ「ラブシャッフル」の挿入歌として使用されているよ!
ゴシップガール/Cyndi Lauper(シンディ・ローパー)
「ゴシップガール」(2007年~2012年放送)は、ニューヨーク市マンハッタンにある高級住宅街アッパー・イースト・サイドを舞台に繰り広げられる、名門私立学校に通う富裕層の高校生たちのハイソサエティな生活を描いたドラマです。
このドラマに、シンディ・ローパーが本人役でちょこっと出演しています。
シーズン2の第10話「虚栄のかがり火」で、主人公セリーナの親友ブレアの母親の新しい恋人が、ブレアの18歳のバースディパーティーに、ブレアのためにシンディ・ローパーを自宅に呼んだのです。(自宅にシンディ・ローパーを呼べるなんて、さすが富裕層!)
ドラマの中で曲を披露することは無かったのですが、久しぶりに見たシンディは、すっかり落ち着いた大人の女性といった印象でした。
シンディと言えば、「Girls Just Want to Have Fun(ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン)」を歌っていたころの、ぶっ飛んだ女の子といったイメージがやっぱり強いので、今回はこの曲をご紹介させていただきます。
この曲は、デビューアルバム「シーズ・ソー・アンユージュアル」から1983年8月にリリースされ、アメリカのビルボードホット100で2位を記録し、その他10か国以上で1位を獲得し、シンディにとって初のヒット曲となりました。
シンディは、デビュー前の下積み時代にニューヨーク市内の日本料理レストランでウェイトレスのアルバイトをしていたことがあり、そのレストランの経営者がシンディを支援し続けてくれたことから親日家になり、日本の阪神・淡路大震災や東日本大震災の時に、日本のために積極的に支援活動を行ってくれました。
ミュージックビデオに、シンディのママ、カトリーヌが母親役で出演しているよ!
私はラブ・リーガル/Paula Abdul(ポーラ・アブドゥル)
「私はラブ・リーガル」(2009年~2014年放送)は、モデルのデビーが交通事故により死亡して天国に行ったものの、天国にあるパソコンのリターンキーを押したことによって魂が地上にUターンし、弁護士のジェーンの身体の中にデビーの魂が入り込んで、その後ジェーンとして生きていくというお話です。
このドラマに、ポーラ・アブドゥルが本人役で何度か出演しています。
まあ一応、本人役なのですが、なぜかジェーンの夢の中に判事役で出てきて、ポーラが判決を下した後に踊りだすといった、非現実的なキャラを演じています。
ドラマの中で曲は披露していませんが、ダンサーで振付師でもあるポーラの見事なダンスは健在です。
ポーラはミュージックビデオの中で、いつも素晴らしいダンスを披露してくれていますが、今回はダンサー役で出演している「Cold Hearted(コールド・ハーテッド)」をご紹介させていただきます。
この曲はファーストアルバム「Forever Your Girl」から1989年6月に5枚目のシングルとしてリリースされ、アメリカのビルボードホット100で1位を獲得しました。
アリアナ・グランデの「yes,and?」のミュージック・ビデオは、この曲のミュージックビデオのオマージュになっているそうだよ!
私はラブ・リーガル/Brandy(ブランディ)
引き続き「私はラブ・リーガル」ですが、シーズン3の第11~13話にブランディが出演しています。
主人公ジェーンが勤務している弁護士事務所のボス、パーカーの元カノで、パーカーの子供を一人で育てている(パーカーには子供のことを知らせていない)シングルマザーの役を好演しています。
そんなブランディの曲の中から、今回は「Talk about our love(トーク・アワ・ラヴ)」をご紹介させていただきます。
この曲のタイトルが「私たちの愛について語る」で、家族や友人からのサポートが不足している関係について歌っていて、まるでドラマの中のブランディとパーカーの関係みたいです。
アメリカのラッパー、カニエ・ウェストをフィーチャーしたこの曲は、2004年3月にリリースされ、アメリカのビルボードホットダンスシングルセールスシングルで2位、イギリスのシングルチャートで6位を記録しました。
ブランディのこと、時々ブレンディと言ってしまいそうになる(ブレンディはコーヒー)。
ライザのサバ読み大作戦/Berlin(ベルリン)
ライザのサバ読み大作戦(2015年~2019年放送)は、40歳のライザが26歳と年齢を偽ってニューヨークにある出版社に再就職し、仕事と恋に奔走する物語です。
このドラマのシーズン3第11話「忘れられないブックフェア」に、ベルリンが本人役で出演しています。
ライザが勤務しているエンピリカル出版がブックフェアに参加することになり、そのブックフェアの開催地で偶然ベルリンがライブを行っていて、エンピリカル出版の社長であるチャールズとライザは一緒にベルリンのライブを見に行きます。
チャールズは以前からライザに好意を持っていて、ライザもチャールズのことが気になっていましたが、ライザには20代の恋人ジョシュがいました。
しかし、「Take My Breath Away(テイク・マイ・ブレス・アウェイ)」の演奏が始まり、チャールズに「君が好きだ」と告白されたライザは、ムードに流されてしまったのか、ジョシュを裏切ってチャールズにキスをしてしまうのです…。
この時に流れていた「Take My Breath Away」は、1986年に公開された映画「トップガン」のサウンドトラックアルバムからの2枚目のシングルで、1986年6月にリリースされ、アメリカのビルボードホット100で1位を獲得し、その他4か国でも1位を獲得する大ヒット曲となりました。
ジェシカ・シンプソンが2004年にこの曲をカバーしているよ!
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