オリヴィア・ロドリゴが９月に待望の初来日公演を行うこととなりました。
９月27日の一夜限りの公演予定でしたが、チケットが即完売となったため、28日に追加公演が行われることが決定しました。
熱狂的なファンから「リヴィーズ」と呼ばれていて、今、世界中の大きな注目を集めているアメリカの若き歌姫オリヴィア・ロドリゴについて、来日前にもう一度おさらいしておきましょう！
オリヴィア・ロドリゴって、どんな人？
オリヴィア・ロドリゴ（オリヴィア・イザベル・ロドリゴ）は、2003年２月20日生まれの21歳（2024年９月現在）で、アメリカカリフォルニア州ムリエタで生まれました。
父はフィリピン系、母はドイツ人とアイルランド人の血を引いており、オリヴィアは一人っ子でテメキュラで育ちました。
オリヴィアの曽祖父は、10代の頃にフィリピンからアメリカに移住し、オリヴィアの父は、いつもフィリピン料理を作っている家庭で育ち、曽祖父は、いつもタガログ語（フィリピンの公用語）を話し、毎年感謝祭にはルンピア（フィリピンの春巻き）などを食べていたそうで、オリヴィアもフィリピンの伝統と料理を受け継いで育ったといいます。
2017年にディズニーチャンネルよりアジア太平洋諸島系アメリカ人の文化遺産月間ビデオに出演し、ビデオ用の写真を送ってくれるなど、ビデオ制作には家族全員が協力してくれたそうです。
オリヴィアは、「家族を通じて、とても多くのことを学びました。あのビデオは本当にたくさんのことを教えてくれました。自分の文化を知ることはとても重要です。」と語っています。
オリヴィアが自分のルーツに誇りを持っていることが、よく解るビデオだね。
両親はオリヴィアが５歳の時からボーカルレッスンを受けさせましたが、歌の先生から「あなたの歌はとても表現力がある。演技のクラスを受けた方がいい。」と言われ、演技のレッスンを受け始め、それからすっかり演技の虜になってしまったといいます。
音楽の方は、９歳からピアノのレッスンを受け始めましたが、最初はピアノが嫌いでレッスンの前に毎回泣いていたそうです。
しかし、今はピアノが大好きになり、ピアノのレッスンを強制的に？受けさせてくれた両親に感謝していると、オリヴィアは語っています。
また、オリヴィアはテイラー・スウィフトのカントリーミュージックの曲を始めて聴いてから、作詞・作曲に興味を持ち始め、12歳までギターも弾いていて、今でもテイラー・スウィフトの大ファンだそうです。
幼少期からピアノや演技のレッスンを受け続けてきたオリヴィアは、2010年の７歳の時にオールドネイビー（Gapが所有するアメリカの衣料品及びアクセサリーの小売会社）のCMで、初めてスクリーンに登場します。
オリヴィアがどこにいるか、ちゃんと解ったかな？
その後の2015年、12歳の時にビデオ映画「アメリカンガール グレースが成功をつかむ」で、主役のグレース・トーマスに抜擢されました。
パリに渡り、家族のパン屋を手伝いながらパン職人を目指す元気な女の子を演じています。
まだ幼さが残るオリヴィア、とってもキュートだね！
オリヴィアはパンを焼くのが好きで、この映画の撮影が始まる前に、友達と一緒にパンを焼いたこともあるそうだよ！
2016年はディズニーチャンネルの「やりすぎ配信! ビザードバーク」（2016年～2019年まで放送）の主役、ペイジ・オルベラを演じました。
2019年にはディズニー＋の「ハイスクール・ミュージカル：ザ・ミュージカル」で主役のニニを演じ、その演技を高く評価されています。
オリヴィアは、このドラマの劇中歌「All I Want」を作詞・作曲し、Billboard Hot100で最高90位を記録しました。
そして、その後音楽のキャリアに集中するため、ドラマの第３シーズンの終わりに番組を降板しました。
このミュージック・ビデオは、ユタ州にあるボンネビル塩湖で撮影されたもので、ピンクのドレスを着てピアノを弾きながら歌うオリヴィアは、まるで本物のディズニープリンセスみたいだね！
オリヴィア・ロドリゴのヒット曲９選
drivers license（ドライバーズ・ライセンス）
2021年1月8日に、デビュースタジオアルバム「サワー」からのリードシングルとしてリリースされました。
この曲はアメリカのビルボードHot100で初登場1位を獲得し、8週間連続で1位となり、アメリカ以外の25か国でも1位を獲得しています。
元恋人の家のそばを車で通り過ぎる時のせつない気持ちを歌ったこの失恋ソングは、Spotifyにおける1日あたりの再生回数最多記録や初週再生回数最多記録など、数々の記録を打ち破り、オリヴィアをディズニーの若手女優から本物のポップスターへと一気に押し上げました。
2022年のグラミー賞では、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞を受賞し、年間最優秀レコードと年間最優秀楽曲にもノミネートされています。
deja vu（デジャヴ）
2021年4月1日に、デビュースタジオアルバム「サワー」からのセカンドシングルとしてリリースされました。
この曲はアメリカのビルボードHot100で初登場8位となり、オリヴィアは最初の2つのシングルが初登場でチャートのトップ10入りするという快挙を成し遂げた最初のアーティストとなりました。
その後チャートで最高３位に達し、アメリカ以外の10か国でトップ10入りを果たしています。
オリヴィアは「Drive’s License」を書いた約1か月後にこの曲を書いたと言い、ミュージックビデオに元彼の新しい恋人役でタリア・ライダーがカメオ出演しています。
good 4 u（グッド・フォー・ユー）
2021年5月14日に、デビュースタジオアルバム「サワー」からのサードシングルとしてリリースされました。
この曲もアメリカのビルボードHot100で初登場1位となり、その他22か国で１位を獲得しました。
「Drive’s License」や「deja vu」と違ってアップテンポな曲調で、ミュージックビデオはホラー映画を参考に作成されており、オリヴィアもサイコパスな人物を演じています。
第64回グラミー賞では、「Good 4 U」が最優秀ミュージックビデオにノミネートされ、オリヴィアは最優秀新人賞を受賞しています。
traitor（トレイター）
2021年8月10日に、デビュースタジオアルバム「サワー」からの４枚目のシングルとしてリリースされました。
この曲はアメリカで９位、イギリスで５位を獲得し、その他５か国でトップ10入りを果たしました。
別れのショックからまだ立ち直れていないのに、元彼が新しい関係に踏み出すのを見て裏切られたと感じ、元彼のことを「裏切者（traitor）」だと思っている女性の心情について歌っています。
ミュージックビデオは、2022年のMTVビデオミュージックアワードで「最優秀ポップビデオ」にノミネートされました。
brutal（ブルータル）
2021年9月3日に、デビュースタジオアルバム「サワー」からの５枚目のシングルとしてリリースされました。
この曲はアメリカのビルボードHot100で12位となり、ホットロック&オルタナティブロックチャートでは１位を獲得しています。
ミュージックビデオは、2022年のMTVビデオミュージックアワードで「年間最優秀ビデオ賞」と「最優秀編集賞」の2部門にノミネートされました。
vampire（ヴァンパイア）
2023年6月30日に、２枚目のスタジオアルバム「ガッツ」からのリードシングルとしてリリースされました。
この曲はアメリカを含む８か国で１位を獲得し、その他の12か国でトップ10入りを果たしています。
第66回グラミー賞では「年間最優秀レコード」、「年間最優秀楽曲」、「最優秀ポップソロパフォーマンス」にノミネートされています。
ミュージックビデオは、2023年のMTVビデオミュージックアワードで「最優秀編集賞」を受賞しました。
bad idea right?（バッド・アイデア・ライト？）
2023年8月11日に、２枚目のスタジオアルバム「ガッツ」からのセカンドシングルとしてリリースされました。
この曲はアメリカのビルボードHot100で最高7位を記録し、その他５か国でトップ10入りを果たしています。
ミュージックビデオは、2024年のMTVビデオミュージックアワードで「最優秀アートディレクション賞」にノミネートされており、シンガーソングライターのテイト・マクレーも出演しています。
Get Him Back!（ゲット・ヒム・バック！）
2023年9月15日に、２枚目のスタジオアルバム「ガッツ」からのサードシングルとしてリリースされました。
この曲はアメリカのビルボードHot100で最高11位を記録し、その他４か国でトップ10入りを果たしています。
ミュージックビデオは、2024年のMTVビデオミュージックアワードで「最優秀視覚効果賞」にノミネートされました。
オリヴィアは、この曲のコーラスで「彼を取り戻したい（Get Him Back）」と繰り返し、彼を嫉妬させたいという願望と、彼がいなくて寂しいという気持ちを交互に表現しています。
Can’t Catch Me Now（キャント・キャッチ・ミー・ナウ）
2023年のアメリカのディストピアアクション映画「ハンガー・ゲーム2: ザ・バラッド・オブ・ソングバーズ・アンド・スネークス」のサウンドトラックに収録され、2023年11月3日にリリースされました。
この曲はアメリカのビルボードHot100で56位を記録し、オーストラリア、アイルランド、リトアニア、ニュージーランド、イギリスでトップ30にチャートインしています。
ミュージックビデオは、映画のシーンと、小屋や草原で歌うオリヴィアの映像が交互に映し出される形になっています。
オリヴィア・ロドリゴ最新曲
obsessed（オブセスド）
オリヴィア・ロドリゴの最新曲「obsessed（オブセスド）」は、2枚目のスタジオアルバム「Guts」（2023年）の2024年デラックス版「 Guts（Spilled）」に収録され、2024年3月22日にリリースされました。
この曲はアメリカのビルボードHot100で14位を記録し、ホットロック＆オルタナティブソングチャートで２位を獲得しています。
恋人の元カノに対して異常なほど執着してしまい、まるで元カノに取りつかれているみたいと歌っている曲です。
確かに、恋人の元カノや元カレがどんな人なのか、すごく気になってしまうという気持ち、若い時の恋愛には特にありがちな感情で、オリヴィアはこの曲で見事に表現していますね。
GUTS WORLD TOUR（コンサート情報）
■9月27日（金）：東京 有明アリーナ（OPEN 17:30 / START 19:00）
■9月28日（土）：東京 有明アリーナ *追加公演
東京 有明アリーナへのアクセス
TEL: 03-5500-7201
（東京臨海新交通ゆりかもめ）「新豊洲駅」下車 徒歩約8分、「有明テニスの森駅」下車 徒歩約8分
（名鉄東京臨海高速鉄道りんかい線）「国際展示場駅」下車 徒歩約17分、「東雲駅」下車 徒歩約17分
（東京BRT）「有明テニスの森」停留場 徒歩約8分
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