「日本大好き!!」
そんな風に公言してくれている海外アーティスト、結構多いんです。
やっぱり日本人としては、とても嬉しいですし、そんなアーティストは応援したくなっちゃいますよね?
というわけで、今回は「日本大好きな親日アーティスト」をchoiceしていきたいと思います。
日本の文化が大好きだったり、日本のファンが熱心に応援してくれたりと、親日になった理由はアーティストによって様々ですが、どのアーティストにも共通して言えるのは、日本のファンのことをとても大事に思ってくれているということです。
親日アーティストの中でも、親日の証拠?とみられるビデオ(日本語が出てくるなど)をchoiceいたしましたので、アーティストの日本に対する愛情を存分に感じ取ってください!
Queen(クイーン)
親日で有名な海外アーティストといえば、やはりQueen(クイーン)でしょう。
1975年にデビューしたクイーンですが、母国のイギリスやアメリカではあまり人気がありませんでした。
しかし、日本では彼らのビジュアルから人気に火がついて、初来日の時には2,000人ものファンが空港に押しかけたため、クイーンのメンバーはとても驚いたそうです。
この初来日を記念して、1975年4月17日をユニバーサルミュージックが「クイーンの日(The Queen Day)」に制定し、2015年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。
1976年に発売されたアルバム「A Day at the Races(華麗なるレース)」の最後に収録されている「Teo Torriatte(Let Us Cling Together)手をとりあって」は、日本のファンのために作られた曲で、曲の中でも日本語で「手を取り合って、このままいこう、愛する人よ」と歌っています。
ボーカルのフレディ・マーキュリーは1991年に45歳という若さで亡くなってしまいましたが、一般公開された遺品のうち日本に関連したものは200点以上もあったそうです。
自分たちが成功できたのは日本のおかげだと言って、ずっと日本に感謝し続けてくれているクイーン。だけど、クイーンの魅力にいち早く気が付いた日本も先見の明があるよね。
Culture Club(カルチャークラブ)
「Culture Club(カルチャークラブ)」を日本語に訳すと「文化倶楽部」になりますが、この「Miss Me Blind(ミス・ミー・ブラインド)」のプロモーションビデオの中に「文化倶楽部」という文字が出てきます。
カルチャークラブは、ボーカルのボーイ・ジョージの華やかなルックスと魅力的な歌声で80年代に人気が高かったイギリス出身のバンドです。
その他にも「恋の盲目」、「愛情」、「江戸」、「甘酒」、「もち」、「クローン戦争」、「富士」など、日本語がたくさん出てきますが、「恋の盲目」は「恋は盲目」の間違いでしょうね。
ビデオの中には舞妓さんのような着物を着た女性が出てきたり、ボーイ・ジョージも着物姿を披露したりと、日本をテーマにしたビデオかと思いきや、なぜかタイの民族衣装を着た女性が出てきて踊ったり、タイの格闘技ムエタイの選手が出てきて戦ったりと、日本とタイのコラボのような内容になっています。
カルチャークラブは解っていてやっているのか、日本とタイの区別ができていないのか解りませんが、なんだか不思議な世界観です。
「Miss Me Blind(ミス・ミー・ブラインド)」は、1983年にリリースされたセカンドアルバム「Colour By Numbers(カラー・バイ・ナンバーズ)」から1984年にシングルカットされた曲で、全米5位を記録しています。
「メラメラと燃えている~!」ってセリフ、誰が考えたんだろうね。
「もち」とか「甘酒」とか、とりあえず知っている日本語を片っぱしから出してきた感じだね。
そして他にもカルチャークラブが親日だという証拠を突き止めました。
「The War Song(戦争のうた)」という曲の中で、「戦争反対」と日本語で歌っているのです(曲の終りの方)。
この曲は3枚目のアルバム「Waking Up with the House on Fire(ハウス・オン・ファイヤー)」から1984年にシングルカットされた曲で、イギリスのシングルチャートで2位を記録しています。
「戦争反対!!」
本当に戦争が無くなって、世界中の人が平和に暮らせる日が訪れますように…。
Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)
「地球上で一番最初に自分たちを認めてくれた国」
このように語って、日本を特別な国だと思ってくれているボン・ジョヴィ。
なぜなら、ボン・ジョヴィもクイーン同様、母国アメリカや他の国よりも先に日本で人気が出たバンドなのです。
1984年にデビューアルバム「Bon Jovi(夜明けのランナウェイ)」をリリースし、ファーストシングルの「Runaway(夜明けのランナウェイ)」は全米チャート39位にとどまりましたが、同年8月に日本で行われた「SUPER ROCK ’84 IN JAPAN」に参加するために初来日し、このライブがきっかけで日本で大ブレイクしたのです。
日本で成功を収めたボン・ジョヴィは、自分たちを応援してくれた日本のファンのために、1985年に発売されたセカンドアルバム「7800° Fahrenheit(7800°ファーレンハイト)」に、「Tokyo Road(Tokyo ロード)」という曲を収録し、イントロには日本の曲である「さくらさくら」を使用しています。
2001年には「TOKYO ROAD〜ベスト・オブ・ボン・ジョヴィ-ロック・トラックス」(トーキョー・ロード)というベストアルバムを、日本のみで発売しています。
「さくらさくら」のイントロは、日本のファンからもらったオルゴールをヒントに思いついたそうだよ!
また、1995年の阪神淡路大震災の時には、チャリティーコンサートを開いてチケット代の一部を被災者への義援金として寄付してくれたり、2011年の東日本大震災の時にも世界のトップアーティストたちが復興支援のために参加してくれたチャリティーアルバム「Songs For Japan(ソングス・フォー・ジャパン)」で「What Do You Got?(ホワット・ドゥ・ユー・ガット?)」という曲を提供してくれたりと、いつも日本を支え続けてくれました。
「What Do You Got?」は2010年に発売されたアルバム「グレイテスト・ヒッツ」からシングルカットされた曲だよ!
人が生きていくうえで最も大切なものは愛なんだという、深い内容の歌なんだよね。
「諦めそうになっても戦う価値はある」という歌詞も、まるで日本を励ましてくれているみたいだね。
Gwen Stefani(グゥエン・ステファニー)
グゥエン・ステファニーは、「ノー・ダウト」のボーカルとして1992年にデビューし、2004年からソロ活動をしています。
お父様が仕事の関係で日本に出張することが多く、そのたびに日本について話を聞いていたグゥエンは、すっかり日本に魅了されてしまい、今では筋金入りの親日アーティストとして知られる存在になりました。
特に原宿がお気に入りで、日本人や日系アメリカ人の女性4人で結成された「原宿ガールズ」をバックダンサーに起用したり、「原宿ラバーズ」という名前の香水を発売したりしているのですが、アジア人女性に対する偏見を助長していると批判の声も上がっています。
この「Harajuku Girls」に出演している原宿ガールズのメンバーは、マヤ・チノ (Maya Chino)、ジェニファー・キタ (Jennifer Kita)、リノ・ナカソネ・ラザラン (Rino Nakasone-Razalan)、マユコ・キタヤマ (Mayuko Kitayama) です。
原宿ガールズは他にも「What You Waiting For?(ホワット・ユー・ウェイティング・フォー?)」、「Rich Girl(リッチ・ガール)」、「Hollaback Girl(ホラバック・ガール)」、「Luxurious(ラグジュリアス)」、「Crash(クラッシュ)」、「Wind It Up(グウェン姐さんのねじ巻き行進曲。)」、「The Sweet Escape(スウィート・エスケイプ)」、「Now That You Got It(ナウ・ザット・ユー・ガット・イット)」のビデオに出演しています。
なんだか、原宿の観光プロモーションビデオみたいだね。
これを見て、原宿に行ってみたいと思う外国人も多いのかな?
また、2004年のソロ・デビュー・アルバム「Love. Angel. Music. Baby.(ラブ. エンジェル. ミュージック. ベイビー. )」からシングルカットされた「Hollaback Girl(ホラバック・ガール)」は全米1位の大ヒットとなり、ビデオの冒頭でグゥエンがカメラで写真を撮るときに「スーパー可愛い」と日本語を話しています。
他にも、チアリーダーが踊っている体育館?の床の上には「原宿」という大きな文字が書かれており、グゥエンが原宿大好きだということを示しています。
グウェン姐さんは「自分は日本人」だと謎の発言をして物議を醸しだしたり、原宿ガールズが文化の盗用だと非難されたり、日本に対する愛情を否定的に見られることも多いけど、日本人としては嬉しいよね!
Avril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)
アヴリル・ラヴィーンも親日家で有名なアーティストです。
妹のミシェル・ラヴィーンは、日本のONE OK ROCK(ワンオクロック)のRyotaさんと結婚しており、2017年には女の子が誕生してアヴリルには日本人の血を引く姪っ子ができ、日本との繋がりがより深いものになっています。
インスタグラムより(@ryota_0809)
アヴリルとワンオクロックはテレビの音楽番組で対談したのをきっかけに交流を深めていて、「Listen」という曲でコラボもしているよ!
2013年に発売されたアルバム「Avril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)」からシングルカットされた「Hello Kitty(ハローキティ)」のビデオは、2014年に日本の原宿や渋谷で撮影が行われました。
日本のファンから「ハローキティ」のプレゼントをもらうことが多く、それがきっかけでキティちゃんが好きになり、この曲を作ったそうです。
ビデオの中ではアヴリルが日本語で「可愛い」を連発しています。
アヴリルは2014年にライム病にかかって、5か月も寝たきり状態だったそうだよ。
死ぬ覚悟までしていたそうだけど、すっかり回復したみたいで本当に良かった!!
Katy Perry(ケイティ・ペリー)
ケイティ・ペリーは幼い時に日本人に助けられた経験から、親日になったといいます。
ケイティが5歳位の時に、ハワイ旅行で迷子になって泣いていたところ、5人組の日本人女性がケイティを保護してくれたのです。
お菓子をくれたり、プールに連れて行ってくれたりして、親が迎えにくるまでケイティの相手をしてくれたそうなのですが、親切にしてもらったことをずっと忘れずに、日本人に対して感謝の気持ちを持ち続けてくれているのです。
そしてケイティは、日本の文化が大好きで、いつか日本に住むのが夢(永住ではなく一時的に)だと語っています。
和食も大好きだと発言していて、中でもお寿司が大好物でステージ衣装にお寿司のデザインをあしらったものを取り入れたり、ネイルまでお寿司のデザインのネイルアートを取り入れたりするほどの徹底ぶり。
そんな日本愛が半端ないケイティの「Electric(エレクトリック)」は、2021年に「Pokémon 25: ザ・アルバム」の中から2番目にシングルカットされた曲です。
ポケットモンスター25周年を記念して、ポケモンファンだというケイティとピカチュウが夢の競演を果たしています。
ケイティは「日本人の皮をはぎとって、それをかぶって日本人になりたいくらい、日本が大好き!」と、日本人にとっては嬉しいような、恐ろしいような発言もしているよ。
Ed Sheeran(エド・シーラン)
エド・シーランも、親日家で有名なアーティストです。
プライベートでも何度も日本に足を運んでおり、東京や大阪などの大都市をはじめ、京都や北海道、沖縄といった人気の観光地はもちろんのこと、熱海で温泉まで満喫したそうです。
その他にも日本の人気バンドONE OKROCKとも親交があり、一緒にカラオケを楽しんだり、横浜アリーナで行われたONE OKROCKのコンサートにサプライズで登場したり、その逆にエドのコンサートにONE OKROCKがゲスト出演するなど、良好な関係が続いているようです。
また、2021年に発売された5枚目のスタジオアルバム「=(イコールズ)」から3枚目にシングルカットされた「Overpass Graffiti(オーバーパス・グラフィティ)」のミュージックビデオには、エドがお相撲さんと会話するシーンがあり、エドも日本語を披露しています。
そして、日本のアーティストMARINAが日本語でカバーした、エドのヒット曲「Shape of You(シェイプ・オブ・ユー)」が流れてビデオは終了します。
このビデオに出演しているお相撲さんは、他にもエドの「Shape of You(シェイプ・オブ・ユー)」や、ワン・ダイレクションの「Steal My Girl(スティール・マイ・ガール)」などにも出演しているよ!
子供のころにいじめにあったことが原因で、うつ病を発してしまったエドですが、日本の「ポケモン」に救われたと語っています。
エドが小学生の時に「ポケモンカード」が流行り、その後テレビアニメを見たことをきっかけに、すっかりポケモンのゲームにハマってしまい、8歳の誕生日に「ゲームボーイ」と「ポケットモンスター黄」をプレゼントしてもらったそうです。
今でも長距離のフライトでは、ポケモンのゲームをプレイして過ごしているほど、エドにとってポケモンは無くてはならない存在で、2022年にはポケモンとのコラボ曲「Celestial(セレスチアル)」をリリースし、同年に発売された「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」というゲームの挿入歌として使用されました。
エドが来日した時に、「ポケモンの曲を書く」とポケモンゲームの制作陣に冗談を言ったことがきっかけで、ポケモンとのコラボが実現したそうだよ!
Dua Lipa(デュア・リパ)
「日本の文化が大好き!」と公言してくれているデュア・リパですが、特にジブリ映画がお気に入りのようで、コロナ禍の時にも夜はスタジオジブリのアニメを見て過ごしていたそうです。
そんな日本のアニメが大好きなデュア・リパですが、2020年に人気ラッパーDaBaby(ダベイビー)をゲストとしてフィーチャリングし、大ヒットした「Levitating feat. DaBaby(レヴィテイティング)」のアニメバージョン「Levitating(レヴィテイティング)」のビデオ制作を、日本のアニメーション・チーム「NOSTALOOK(ノスタルック)」が担当し、日本の80年代のアニメのように仕上げています。
このビデオは海外でも人気が高い「美少女戦士セーラームーン」をオマージュしており、デュア・リパがセーラームーンに変身するシーンもあります。
ビデオのオープニングに日本語で「デュア☆リパ」と出てくるから、見逃さないでね!
デュア・リパが2019年12月にナゴヤドームで開催された音楽アワード「Mnet Asian Music Awards(MAMA)」の授賞式の為に来日し、授賞式の数日前に東京でオフを過ごしたプライベート・ショットの映像を発見しました!
日本大好きなデュア・リパが、日本を満喫している貴重な映像です。
ミュージックビデオの中に何度も「デュア・リパ」、「レヴィテイティング」といった日本語が出てくるのも、何だか嬉しいですね。
街の中でデュア・リパに会えたファンの人たち、うらやましい~~!!
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